内科

胸部レントゲンにAI技術を使用

胸部レントゲンにAI(人工知能)を導入しています

当院の胸部レントゲンには人工知能(AI)技術が導入されています。AIがレントゲン画像を自動で解析し結節・腫瘤影、浸潤影、気胸が疑われる領域を検出します。

結節影・腫瘤影

肺に何か病気ができると、黒っぽく見える肺のその部分だけが白っぽく見えます。それが丸い場合を「結節影」と呼びます。肺がん、大腸がんなど他の部位のがんの肺への転移、肺結核、肺真菌症(カビで起こる病気)、肺非結核性抗酸菌症、狭い範囲の肺炎、良性腫瘍、古い炎症が治った痕跡などの可能性があります。しかし、血管と血管、血管と肋骨などが重なって、異常がないのに結節影があるように写ることもあり、精密検査をした結果、特に異常がないということもあり得ます。

浸潤影

浸潤影は主に、実質性(肺実質に問題のある)肺炎でよく見られます。正常な肺胞というのは、肺胞内は空気で満たされていて黒く見えますが、浸潤影は肺実質の問題となりますので、肺胞内の空気が、浸出液や分泌物、痰などで置き換えられています。

気胸影

気胸は、肺に穴が開くことで肺がしぼんでいく病気で、胸部X線画像では、肺と胸腔の間に空気領域が認められます。

 肺がんや肺炎、気胸は、発見が遅れると重篤化する可能性があることから、早期発見が重要です。しかし、胸部レントゲン画像では骨や血管などが重なって写るため、病変を視認しにくいケースがあります。見落としを最大限減らすために、当院ではAI機能を用いて診療を行っています。(検査に対して追加料金はかかりません。通常の胸部レントゲン検査を行う費用と同じです。)

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