かかとはなぜ乾燥しやすい?
皮膚の表面は、皮脂腺から分泌された皮脂のバリアによって覆われ、水分の蒸発がコントロールされています。ところが、足の裏の皮膚には毛根がないため、それに付属している皮脂腺もなく、水分が蒸発しやすくなっています。特にかかとは、皮膚の一番外側にある角質層が厚い部位ですので、すぐに乾燥してしまい、ひび割れて歩行時に痛みをともなったり、角化が亢進して角層が厚くなることがあります。
かかとのガサガサやひび割れを防ぐためには、外用薬を塗って保湿することが大切です。お風呂上がりの皮膚が軟らかくなっている時に塗ると、外用薬が皮膚に浸透しやすいので効果的です。外用薬だけではあまり改善がない方は、夜に外用薬を塗った後に、木綿の靴下を履いて寝ていただくと、外用薬がさらに皮膚に浸透しやすくなります。
かかとのガサガサでお悩みの方はお気軽にご相談ください。
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